亡くなる前に贈与を受けているもので相続財産に含まれるもの

相続税を安くするには、生前贈与や有効な方法ですが、駆け込み的な生前贈与で相続税を安くし過ぎないように、相続開始の3年前以降にもらった財産に、相続税がかかるようになっています。贈与を受けるときに支払った贈与税額は相続税から差し引くことができるので、二重に支払うことはありません。贈与税がかからない110万円以下の非課税枠の贈与でも、亡くなる前のシニア103年間にもらった財産は、全て相続財産に含まれます。
例外は、贈与税の配偶者控除を受けた財産です。これは、婚姻期間が20年以上の夫婦間なら、居住用の不動産か購入資金2000万円までの贈与に限り、贈与税がかからないという制度です。
また、贈与の際に相続時精算課税を選択している場合にも、贈与財産を相続財産に含めて相続税を計算します。相続時精算課税は、贈与者が60歳以上の親か祖父母、受贈者は20歳以上の子か孫である場合に認められる特例で、2500万円までの贈与なら贈与税がかかりません。また、親から子への住宅取得資金の贈与なら、親の年齢制限はありません。
以上のことから、相続財産に含まれる贈与財産は、相続開始前3年以内の贈与財産と相続財産時精算課税による贈与財産です。